
現在:山梨県笛吹市
甲州街道甲府宿の一つ
甲州石和宿のことです。石和は鎌倉往還道と青梅街道が合流する宿場で当時は大変賑わっていました。
現在は温泉でよく知られている石和です。(石和温泉)
明けゆく空が次第に染まっていく、冨士は厳かに山頂が紅に染まりつつあります。
対象的に早立ちの人馬で賑わう宿場町、大蔵経寺山付近と思われます。人々は長持ちを担ぐ人足や馬、かごで旅する人々
宝永山が左にあるので、甲州側からみた裏冨士です。薄明かりの宿場の賑やかさを表しています
メモ 石和温泉周辺の江戸スポット
甲斐善光寺
武田信玄が永禄元年(1558年)に創建した甲斐善光寺。国の重要文化財となっている金堂や山門など日本有数の木造建築が見られます
聖牛(せいぎゅう)
急流河川をコントロールする建造物武田信玄が考案したと言われています。
聖牛は伝統的水防工法で現在でも富士川や山形県最上川などで活用されています。
地方凡例録(ぢかたはんれいろく)という書物に武田信玄が考案したと書かれています
三角錐に木を組み合わせた形状で牛の角に似ていることからこの聖牛という名前がつけられたと言われています。
右左口宿
甲斐と駿河を結ぶ古道で右左口宿には蔵の残る町並みが現存している。
右左口宿は徳川家康が武田信玄のために整備したと言われています・
他にも山崎方代の生家跡などがあり見どころも多い右左口宿です