富嶽三十六景 東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)
富嶽三十六景 東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)

現在:静岡県島田市東町

大井川渡れば駿河国

大井川は橋はなく川越し人足を雇って徒越(かちごし)しかありません。

人足の料金は川の水量によって違ってきます。

川の流れはまるで海のように白波がたち,波が打ち寄せています。その波をかき分けていく人足達の細かな描写やまた、担がれている人の丸い傘の連なりがなんとも白い波と相まってリズミカルに見えるようです

宿の旗、長持ち、風呂敷に版元の西村屋永寿堂の西村屋与八の宣伝であろう「永」「寿」の文字が確認されます



メモ

島田・金谷の江戸スポット

大井神社

両脇に指した太刀に丸帯をかけて練り歩く「帯祭」は二本三大奇祭に数えられる

当時この島田に嫁入りするときに嫁入りに新婦が丸帯を持って挨拶周りをしたそうです。
ところが広域に挨拶周りをするのが大変になり、当時から安産の守り神でもあった大井神社の神輿の大太刀に帯を下げて街中を回ったのがはじめりと言われています

島田市博物館

川越遺跡に隣接しています島田市博物館。川越に使用された連台やその当時の旅に使われた道具などを展示しています

金谷坂

旧街道、金谷宿と日坂宿の間の石畳を復元した道です。復元されたのは611mです

また、菊川坂の一部は江戸時代のものも残っています

 




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